「入浴介助」
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初夏のような暑さ。端や梅雨冷え。寒暖の差が激しいときに気を つけたい入浴介助です。大抵の方は入浴を楽しみにしてるので最 後まで気持ちよく取り組みたいものです。基本は入浴前と後で体 感温度が下がらず同じであることです。こと浴室は冷えてますの で、壁に天井にシャワーでお湯をかけて温めておく必要がありま す。これは施設でも同じ浴槽に湯張りが出来て入浴介助をする前 に遠慮せずシャワーで浴室を温めましょう。尚、施設にはボイラ ーがあり、塩素消毒もありますので担当の方はお忘れなく。

普通の入浴を「一般浴」、利用者が寝たまま機械で入るのを「機 械浴」といいます。どっちも着替えは忘れないことと、貴重品は テーブルの上、施設だと氏名のかいたラベル付き輪ゴムをつけて 管理します。機械浴は段取りの世界なので、ここでは一般浴をと りあげます。浴槽の中まで誘導したり椅子を沈めてそこに座って もらったりと一般浴はあなどってはいけません。

ヘルパー講習で素肌を全部みれるのはこの機会しかないからよく みましょうといっても、そんなことしてると湯冷めします。前の 記録で経過を見て欲しい部分があったらそこをみつつ他をシャワ ーで温め続けましょう。あと陰部については極力利用者にしても らって下さい。利用者の尊厳にもつながります。もしヘルパーが するときは「失礼します」といって手早く行って下さい。あ、で も総じて老人の皮膚は私たちより弱いです。自分のときより弱く 背中とかも洗うといいでしょう。この間もシャワーは止めずに浴 室の温度意地につとめて下さい。

洗髪は美容院、床屋で自分がされているのを参考にして下さい。 で、上がり湯で体を拭いて更衣にはいります。実は医療行為とグ レーゾーンなのですが、軟膏、湿布の指示があり事前に事業所( 施設、ヘルパーステーション)の認可があればこのときに行いま す。逆にガーゼをはがす等についても同じです。独断は禁物です。

入浴は利用者にとって気分はよくなりますが、体力もつかい水分 補給が必要です。終わってすぐに飲んでいただかなくても用意は して声かけて下さい。家族が乳製品や果物を用意してる場合もあ りますので「それをテーブルにおいておしまい」ならそうして下 さい。大方水分の摂取までは時間がとれないです。それから、自 分の水分補給も忘れずにしましょう。次に貴方を待っている利用 者さんにくたびれた顔で挨拶などしないよう自己管理に努めて下 さいあとは繰り返しになりますがいつものことをいつものよ うにこなしていって下さい。いくら事業所が保険に入ってい るからといって無理は禁物です。

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