 「生活援助：掃除＆洗濯」 ------------------------------------------------------  
在宅で利用者からクレームが一番大きくて、一番ヘルパー交代を
要求されるのがこれです。何故か。一言でいえば「利用者のお宅
にあがればそこはまだ明治、大正、昭和時代」なのです。２そう
式の洗濯機、ほうきでの掃除洗濯がまかり通っているところです
。私達の生活様式とは違う事を念頭に伺わないと「何も出来ない
なら来るな！」といわれます。例外は窓を開ける明けないはその
お宅にそってということと、はたきをしないで小さなモップで拭
くことを了承する処がふえたことです。どちらも利用者や高齢者
夫婦のどちらかが喘息とかあってほこりが舞わない方法へと移行
しています。あと、利用者が届く高さに洗濯物をはさむことも定
着しています。
ヘルパーとしてどう対応していいかは、最初に同行してくれる前
任者であったり、常勤ヘルパー、サービス提供責任者から用具の
しまい方までびっしり教わる事です。家族が別居している場合は
上記とは逆に最新の機具、用具が揃っていて利用者にきいてもわ
からないということもあります。何度も書いてますが、ベストは
事前にヘルパーステーションに寄って訪問介護記録に目を通し、
自分が納得するまで質問することです。時給は身体介護より安い
からといって安易に訪問するとヘルパー交代、貴方のヘルパーと
しての評価がおちてしまいます。仕事をまわす優先順位が下がり
ます。
施設だと、大枠は既に決まっていることが多いのでそれにならう
ことです。自分だけ項目を追加すると後の曜日にやる人の評価を
落としてしまいます。施設という閉ざされた空間で介護人の評価
を自分らで上げ下げするのは論外です。この風習は今も残ってま
すが、困ったらリーダー、主任、係長クラスに相談して下さい。
有料老人ホームだと御自分で洗濯される方、夫妻がいますのでそ
こもチェックポイントです。私がサービス提供者をやっているときは大半は皆さん年上なので ヘルパー同志で意見交換することを勧めていました。私も説明は しますが、ヘルパー同志でお互いが顔や名前を知っておくと、自 分が休まないといけない時の気がねが随分減ります。あ、条例レ ベルでは月に１回はヘルパーさんを集めて意見交換や簡単なケー ス対応の勉強をすることが定められてます。そのことを引き合い ださなくてもヘルパーステーションに寄って下されば解決するこ とは意外と多いですよ。
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