「生活保護:ケアに入るにあたって2」
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一ヶ月間が空いたので、簡単におさらいします。生活保護 は社会権を保障すべく迅速にかつ適切に金銭で支給されま す(金銭管理できない場合とかは現物支給あり)。私達が 生活保護をうけているお宅にて福祉サービスをする際は、 特別視せずに所属する事業所のルールにのっとって行う事 で責務をまっとうしていきましょう。

さて、前回はサービスを実際する側で書かせていただきま したが提供する事業所側はどうでしょう?。結論は神経を とても使いますが、その分報酬が多くなります。それは「 生活保護が必要最低限の扶助」を行うのが原則ならば「介 護にあてられた時間は使い切らなければならない」からで す。生活保護者は、貯蓄がダメなのと同様に「2,3日施 設に入ってもらうかもしれないのでその分はとっておこう 」という介護プランは原則あってはなりません。用語でい うと、介護扶助は毎月、使い切らなければなりません。

また、原則オーバーしてもいけません。でも現場は不慮の 事故もあればトラブルだってあります。事態の収拾に時間 がオーバーすることだってあります。その際は事実を正確 に記述して即時に報告を入れて下さい。これは普通のケア と同じです。このあとは専門職同士間でのヤリトリになり ます。そこでは基準票だの加算だのと用語が飛び交います 。では目に見える対応でいうと介護サービスの変更、中止 、担当ケースワーカーの訪問に遭遇することになります。 原則では「介護に必要な分はすべて使い切っている」わけ ですから、ここからがケースワーカーの経験と腕のみせど ころとなります。(私も苦手でしたが)、法律、通達、制 度の中からふさわしい対策方法の根拠を見つけてそれで対 応します。裁判で一つの事件の判決がでると似た事件の判 決がそれにならうのと同じ仕組みです。

生活保護も自立支援法も介護保険法も月単位です。厄介な のは3つとも〆日がバラバラなことです。これを逆手にと って乗り切る方法がありますがグレーゾーン。改めてケア 記録を書かされる場合は何か事情があると思って下さい。 でも事業所とかで露骨に理由をきいてはいけません。隠密 だったり、事業所の責任者が無知だったり(これ、最近多 い。)、事を沈静に終らせたいためです。また人は感情が ありますから、正義正当での発言が貴方の職場での信頼や 好感度を揺るがすことは多分にあります。「書き直し」と 言われたら書き直しで「時間はいつもので書いておいて、 はみ出した分は払うから。」といわれたら返事一つで終ら せて下さい。経験を積めば、勉強をすればグレーゾーンも 自然とわかってきます。自分から泥沼におちることはあり ません。(標語みたいですが)「貴方は貴方のケアに専念 して下さい。」

最後に、よくある生活保護に関係ある事例をだしておきま しょう。

会社に勤めていて、給料日まであと数日のときに生活保護の 人が喫茶店で談笑してることがあります。これは、世間の給 料日と生活保護の支給日は違うからです。決して嫉妬しない で下さい。彼らが不用意お金をに余暇に使えば、その分しっ ぺ返しがくるようになっています。また、生活保護の人が仕 事で使っている車が高級なのは、現在ある資源を利用すると いう法則にのっとってのことです。新車というこは先ずあり えません。

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