「生活保護:はじめに」
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生活保護については他の分野(児童、母子、知的障害、身体 障害、老人)とも被ることもあり、私が学校でうけた必修科 目でも生活保護については多くの時間が割り当てられてまし たし、その当時の基準表は絶えず持ち歩いてました。多くを 語る前に身近なところから説明して必要最低限事項をこれ以 降列挙してく予定です。

生活保護は、うける人の自立に最低限必要な額を支給し、そ れは迅速に行われることが原則です。毎年、支給が遅れて餓 死や入院されてしまう方がいますが、最近の傾向としては母 子家族と高齢者の核家族が支給の対象を割合でみると増えて います。

生活保護の相談で一番多いのが「自分がそれに該当するか否 か」を訊くことです。名前は知ってるけど制度は知らないの で先ず役所に駆け込んで「生活できません!」と言ってくる 人が相談の大半を占めています。義務教育で習うことではな いので相談に来ることはごく自然なことで、大半は支給に該 当しないです。相談に行くことは決して恥ずるものでなく非 該当とわかることも大事なことです。ちなみに自分の年齢、 家族構成で条件に満たされた場合の金額を算出してもらうの も、たとえもらえなくても今後の生活の目安になることです。

生活保護に関する不祥事は絶えません。恐喝で不正に支給し てたり、相談にきた人を脅したりして突き返しているのは現 在もないとは言い切れません。親、親族がいても支給をうけ られるのは紙切れ一枚に「私は(私たちは)自分の生活で手 一杯で助ける余力はありません。と書いて捺印された書類が 揃っているためです。その手続きをした以上は訪問するのは 構わないですが、金銭を渡すのは御法度になります。

最後に、生活保護は居住してる地区によって基準額が違いま す。あと、私たちに関係してくるのは介護については「介護 扶助」といって別枠で金額が用意されていることです。実際 は月の総額が指定口座に振り込まれますが「介護にはいくら まで」と決められています。ケアにあたる際はその枠内でお さめることがとても大切です。とはいっても余りがでても、 金額がオーバーしてもいけません。それは次回にお話ししま すね。

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