「福祉と行政」
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福祉というか政治の話題。鷹派の現内閣で障害者自立支援法 の見直しが云々いわれてますが、これは障害者団体からの票 が次の選挙で欲しいだけで、福祉の向上には何の繋がりがあ りません。一昔に戻ったような政界ですし。

憲法上、障害者にも参政権はあります、勿論投票も出来ます 。でも障害ゆえに行動が出来ません。すると代筆で投票する ことになって当人の確認前に投票箱へなんてこともありまし た。また障害者は複数の人に支えられているので、彼らと同 じ内容で投票しとかないと仲間外れにされてしまうという、 昔のムラの意識は残っています。結果複数票が障害者一人の いかんによって動くのです、おまけに彼らの横の繋がりも強 い。

政治家が施設を訪問するのは、自分の名前と政党をそこに刷 り込ませるためにあって誰が来た来ないの陣地争いの様相で す。嫌々握手される障害者の姿を何度も見てきました。会食 のときは政治家との間に割って入るようにと頼まれたことも ありました。精神障害者の作業所に出入りしてたヘルパーさ んも、目的は票の確保でした。

あと、一方で障害者自立支援法が制定する前の介護体制にも 問題があります。今も残っているのが「8時間介護」くらい でしょうか。それまでは何時間身体介護しようが介護保険外 のことをしようが、自治体が全部経費をだしてきました。だ から障害者にとっては気に入るまで援助してもらうのが普通 と思い、制限など考えないで育ってきています。勿論実施し た施設もそれにあった「水流し」に慣れきってその法律施行 になってアタフタしたわけです。

本当は政治と福祉は別個であるべきです。私も各方面から各 種、勧誘されましたが断り続けてきました。今後、学校でた ての介護福祉士にそれが出来るでしょうか。大人の手口にと りこまれてしまわないように祈るばかりです。

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